花筐薪能

 (はながたみたきぎのう)


今回の薪能の演目(謡曲「花筐」はながたみ)は継体大王ゆかりの粟田部(花筐)を舞台に、室町時代に能を完成させた世阿弥の手により創作され、今日まで上演されてきました。また、薪を炊く本格的な能として県内外に周知されてきました。

 

謡曲「花筐」(はながたみ)は継体大王ゆかりの粟田部(花筐)を舞台に、室町時代に能を完成させた世阿弥の手により創作され、今日まで継承されてきました。また、薪を炊いて演じる本格的な能として県内外に周知されてきました。

 


第13回花筺薪能

平成30年8月5日開催決定


第12回花筐薪能は28年8月7日、1300人を超えるお客様をお迎えし大好評のうちに終了しました。        次回のお越しをお待ちしております。



第12回花筐薪能  終了しました

場  所    花筺公園屋外能楽ステージ   雨天決行

開催日   平成28年8月7日(日)

開 場 午後3時

開 演 第一部 花筐物語 開演 午後5時 狂言トーク(お話し:野村萬斎)

    第二部 午後5時15分 開会挨拶 火入れ式 仕舞   花筐 福岡聡子 天鼓 佐野弘宜 

演者・演目  

    狂 言 「仏 師」 野村万作(人間国宝)

   舞囃子 「小 督」 大坪喜美雄

   狂 言 「棒 縛」 野村萬斎

   能   「黒 塚 白頭」佐野由於

演者


野村萬斎

   和泉流能楽師

大坪喜美雄

野村万作

    人間国宝 和泉流能楽師

佐野由於


チケット


   S席   5,500円

   A席   3,800円

                好評につきお早めにお求めください

お求めは   

越前市文化センター、花筐公民館、いまだて芸術館、福井新聞社読者センター

ショッピングシティ・ベル、パリオCITY、松木屋エルパ店、武生楽市、

ローソンチケット(Lコード:55489)、チケットぴあ(Pコード:450-476)サークルKサンクス、セブンイレブンでお買い求めいただけます。

※車椅子をご利用のお客様は、実行委員会にご連絡ください。


「演目解説」

狂言 仏師(ぶっし)


 【登場人物】
シテ すっぱ
アド 田舎者

【あらすじ】
田舎者が建立したお堂に安置する仏像を作ってもらうため、都へ買いに来た。

どこへ行けば良いか分からない田舎者は仏師はおらんか、と呼びながら歩く。
それを聞き付けたすっぱ(詐欺師)は「身共が真仏師じゃ」と現れる。

交渉成立。
等身大の仏像を作り、明日の今頃に渡すと約束。

当然、仏像なんて彫ったこともないすっぱは自ら面を被り仏像に成りすます。
田舎者は、翌日に指定された場所に行ってみると印相(印を結んだ形)が気に入らないと仏師に修正を依頼する。

慌てて仏像の面を脱いで裏から回り、田舎者の目の前に現れて、注文を聞く。
印相を変えて元の場所に戻ってみるが、田舎者は諾とは言わず。
何度も注文を受けて裏を往き来するうちに、わけがわからなくなり正体がバレる。

舞囃子 小督(こごう)


「あらすじ」

 高倉天皇の寵愛(ちょうあい)をうけていた小督の局(つぼね)は、琴の名手でした。小督は寵愛を受けていることを中宮の父清盛が怒っていると知り、ひそかに身を隠しました。

 

 それを知った帝の嘆きは一通りではなく、夜には月ばかりを眺めていました。八月十五日の夜更け帝は源仲国を勅使として、嵯峨野にあるらしい小督の隠家に遣わしました。仲国は、月下の鞭を上げ駒を速めて尋ねまわります。

 

 仲国は、とある片折り戸の家から流れ出る琴の音を聞きました。それはまさしく小督の琴の音でした。しかも夫を想って恋うという名の想夫恋の曲でした。

 

 やっとのことで小督と対面することができた仲国は、帝の御書を授け玉休の日ごとの衰えを告げると、小督は涙ながらに返書をしたためます。

 

 返書を受けた仲国は名残の酒宴で舞を舞い、勇み立つ馬にゆらりと乗り小督の見送りを受け都へと帰るのでした。

狂言 棒縛(ぼうしばり)


「あらすじ」
主人は自分の留守に太郎冠看と次郎冠者にいつも盗み酒をされる事に気づき、一計を案じます。一人は手を棒に、もう一人は後ろ手に縛って、留守を守らせる事にします。
二人の冠者は、苦心の末に酒蔵を開け、楽しい酒宴をはじめる。

 

能 黒塚(くろずか)


【あらすじ】 

 紀伊国(今の和歌山県)那智、東光坊(とうこうぼう)の修験者、阿闍梨祐慶(あじゃりゆうけい)は、同行の山伏らと共に、諸国を巡る修行の旅を続けていました。ある日、陸奥(みちのく)に辿り着いた一行は、人里離れた安達原(今の福島県安達太良山麓)夕暮れを迎えてしまいます。

 

 そこに一軒だけあったあばら家を訪ねたところ、相応に年齢を重ねたと見える、女の一人住まいでした。祐慶たちは、女に一夜の宿を頼みますが、あまりにもみすぼらしいから、といったん断られます。あてのない一行は重ねて頼み込み、何とか泊めてもらうことになりました。

 

 家の中で祐慶は、見慣れない道具を見つけ、女に尋ねます。すると女は、枠桛輪(わくかせわ)という糸繰りの道具であり、自分のような賎しい身分の者が取り扱うのであると答え、祐慶の求めに応じて糸繰りの様子を見せます。

 

 女は、辛い浮き世の業から離れられない我が身を嘆き、儚い世をしみじみ語ります。夜も更け、女は夜寒をしのぐために薪を取りに行くと祐慶に告げ、留守中に決して自分の寝室を覗かないようにと念押しして出ていきます。

 

 ところが祐慶の従者のひとりは我慢できず、祐慶に戒められながらも、とうとう女の部屋を覗いてしまいます。すると、そこにはおびただしい数の死骸が山のように積まれているではありませんか。女は、安達原の黒塚に住むと噂にのぼっていた鬼でした。

 

 慌てて逃げ出す祐慶たちに、鬼に変身した女が、秘密を暴かれた怒りに燃えて追いかけ、取って食らおうとします。しかし祐慶たちが、力を振り絞って祈り伏せると、鬼女は弱り果て、夜嵐の音に紛れるように姿を消しました。

みどころ

この能は、「道成寺」「葵上」とともに三鬼女と呼ばれ、後シテは般若の面をかけます。般若の面は、女の恨みや執心を具象化していますが、恐ろしいながらも、ただのおどろおどろしい妖怪変化ではなく、どこか人間の悲哀を残した深みのある表情が印象的です。

 

 

 また前半で人生の真理に到達したかのような女の、哲学的とさえいえるような語りは深い詩情を伴い、秋の物寂しい風情をも醸します。

 

ところが、約束を破られ、決して見られたくなかった閨を見られたことから、女が激しい憤りの鬼と化してしまう。

 

 そのすさまじい変化が、寂しい陸奥の山麓という土地の雰囲気と結びついて、恐ろしさをいや増すのです。

いろいろな意味で、陰影の深さをじっくりと味わえる能といえるでしょう。

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会場のご案内 


この場所/舞台で8月7日花筐薪能を開催します。

 

4月3日会場は「はながたみさくらまつり」の開会式イベントが行われました。

快晴、ぽかぽか陽気で一気に満開、例年倍以上の花見客で賑わい、名物の揚げ煮、五平餅など午前中に早々と売り切れ状態に…。

 

会場内、会場外でのマナー


飲食  □会場では冷茶のサービスと弁当など、軽食を摂ることが出来ます。

    □開演中の食事はご遠慮ください。

駐車場 □帰りは夜になりますので駐車所の場所をお忘れにならないようご注意ください。

 

写真  □上演中はスマホ、カメラ、ビデオ等での撮影,録音はご遠慮ください。

電話  □携帯電話の電源はOFFにするか、マナーモード切替てください。

お話し □上演中の会話並びに、会場の外での会話も会場内によく聞こえますのでご遠慮く

     ださい。

騒音  □会場外であっても周辺での車のクラクションはお控えください。

お知らせ


交通の便


北陸自動車道利用の場合

 自動車🚗 武生IC →花筐公園  15分

 

 自動車  鯖江IC →花筐公園  20分

武生駅 時刻表 おでかけネット

  タクシー武生駅➡花筐公園 20分 

 

鯖江駅 時刻表 ぉでかけネット

  タクシー鯖江駅➡花筐公園 20分 


駐車場のご案内 

駐車場のご案内 

公共交通機関ご利用について

■会場までのアクセスは福井鉄道バス南越線のみ。JR江駅からはバスの運行はありません。

■JR武生駅前乗り場

 発車時刻 ①pm1:57発 和紙の里行  pm2:21 粟田部 着

      ②pm4:15発 々      pm4:39 々

      ③pm5:33発 々      pm5:57 々

 ※粟田部バス停と花筐公園口は距離にして100m、時間で1分の距離なので、どちらで下 

  車しても可。

 ※③は薪能開演時間pm5:00に間に合わない。

 ※③以降のバス運行は上下線ともありません。  

 ※薪能終演予定時刻pm8:20に合うバス運行はありません。

 

駐車場のご案内 



駐車場ご案内

①佐山姫公園駐車場 50台 会場への道順は駐車場案内人の指示に従ってください。

②関組資材置き場(今立大橋西側) 駐車場前の道路を右折、すぐの信号を直進し三叉路を道なり、次の交差点を右折し坂道を上ると会場です。5分。

③今立総合支所前 25台 会場へは総合支所の前のガソリンスタンドの方角に直進、次の交差点を直進し三叉路左へ道なり、次の交差点を右折し坂道を上ると会場です。

④ふれあいプラザ周辺180台 会場へは駐車場に面する道路を左に折れて50メートルほど南進、総合支所前交差点を右折直進5分、橋を渡り交差点を直進し、すぐの三叉路を道なり、次の交差点を右折し坂道を上ると会場です。全11分。

⑤花筐小学校前 60台 会場へは歩いて10分 校門を出て左折し直進、T字交差点を右折直進、岡太神社鳥居をくぐり境内を右折すると会場入り口。

※上記以外に規模の小さい駐車場も点在していますので、駐車場担当者の指示に従ってください。

会場の席配置図


舞台周りはすべてS席となっています。

舞台から見て正面  : 緑席

   同上 右側  : 赤席

   同上 左正面 : 黄席

   同上 右正面 : 青席

 

A席は緑席の後方2階に配置されております。

問合せ

915-0242 福井県越前市粟田部町17-20 

花筐公民館内 越前花筺薪能実行委員会 ℡ 0778-42-0361


主催  第12回越前花筺薪能実行委員会

共催  越前市文化振興・施設管理事業団 福井新聞社  粟田部地区区長会 

後援  越前市 越前市教育委員会 福井県 福井県教育委員会 福井県文化振興事業団

    武生商工会議所 FBC福井放送 福井テレビ 丹南ケーブルテレビ 

協賛  越前市商工会 (公財)げんでんふれあい福井財団